世界の底でさけぶろぐ

2019年4月から8月に配信された「ワンダーグラビティ~ピノと重力使い~」が忘れられないブログ。 ゲーム、アニメ、特撮作品の感想、備忘録。

【ネタバレ】ワングラ5章「父の影」感想

2019年8月30日にサービス終了したソシャゲ、「ワンダーグラビティ~ピノと重力使い~」の感想を書いていきます。

レノンとボウゼとチプールがエンドロールに向けて旅立った地、遺跡の国トルネスコに到着。レノンの残したログを巡って再びメインキャラクターが大集合。

ニュースリリースでも「今後の物語のキーとなる」と紹介されただけあって、何やら布石がたくさん仕込まれていましたが、答え合わせを見ることなく……。

当時4月10日に5章実装と予告されていたのでなんとか4章までを終わらせて正座待機しておりました。不具合で12日に実装となり、イベント「デブリズネスト」と同時スタートになりました。ゲームとしてはこの5章→デブリズネスト→ワンダーデブリの流れがいちばんきつかったですね。

 テレビCM。

4/13~22まで連動ログインボーナスがありました。

 

「★3チプール」が入っていますが7回分の3回目なので、4月21日からスタートすると入手できないw

そしてこれを逃すと8月5日まで入手できない。レギュラーキャラなのに……。

  

 

 


【ワンダーグラビティ】第5章 予告動画「父の影」

 

1編 思い出の地

ボウゼの餞別のログの終点、遺跡の国トルネスコ。入国の際、幻覚を見るそうです。
ノンカは姉のことを、ティアは「バスケス」という人物の幻を見たようです。
ニールは幼い少女ピノの幻覚。床まで届く長い髪が特長。髪の色はピンクっぽいオパール色。
「何でいつも出てくるんだ」とニール。2章で「変な夢を見た」というのも、ピノストーリーで「意味不明な幻覚に悩まされる」のも彼女のことらしい。
チプールはレノンの幻覚を追いかけ、シップの外に出てしまう有様。
しかしヒューゴは何も見えなかった。
ヒューゴが幻を見なかったことと、ニールが謎の少女の幻を見たことは今後の布石だと思っていたのですがね……。

2編 父の影

遺跡の手前の土産物屋で客引きにあう一行。遺跡のモニュメントを模した置物が定番土産らしい。この鳥の翼(片方)のようなモニュメント、11章のエンドロールにも出てくるのですが、関連は不明。
「レノンさんも食べたトルネスコカステラ」をすすめられる一行。
レノンは「遺跡の国人質事件」を解決した英雄扱い。指名手配されている状況でもみんなレノンを信じている。ヒューゴが「父さん」という単語を出したため周囲に人が集まってくる。
亡くなった観光ガイドの遺品にレノンのログがあるとの情報。国に寄贈され、遺跡に保管されている。遺跡に向かおうとするも、チプールが空腹のためストップ。日も暮れてきたし、体力もつかったしと、一旦シップに戻ることに。

翌朝、チプールがいない。地元の子供の「レノンをみた」という証言を追うと、チプールがならず者に捕まっている。倒して話を聞くと、昨夜トイレに起きたとき、レノンを見かけて追いかけたことを知られて捕まってしまったようだ。

3編 重力使い殺し

ニールによる拷問(※くすぐりの刑)で聞きだしたところ(平和だ)、ならず者のボスは「重力使い殺しのドグマ」。3年前の立てこもり事件の犯人で、レノンのログと、レノンの命を狙っている。ペトランコール遺跡には人質事件以降祭りの日以外は入れないため、裏道にまわることに。なんかラピュタの遺跡に侵入するシーンみたい。

遺跡の中からヒューストンとナサが出てきた。レノンのログを手に入れたが、ドグマと彼のノーツ・イージスに敗れ、ログを奪われて撤退してきた。ヒューストンたちが負けるなんて、と驚くニール。強さのインフレ始まった? ヒューストンたちを追いかけてきたドグマの配下を協力して倒し、ナサから忠告を受けつつも、遺跡に向かうヒューゴたち。

レノンがトルネスコに現れたという噂はドグマも、ヒューストン達も知っている。噂が回るの早すぎ。

4編 混迷の中へ・・・

ペトランコール遺跡に入るヒューゴたち。ドグマの居場所を探し、ログを取り返す作戦を練ります。

ヒューストンはなぜログを集めているのか?切手収集のような趣味じゃね?といったやりとりがあります。劇中キャラが認識していて前ふりをしているのだから回答があると思っていたのですが……。

ゴーレムみたいなデブリが登場。遺跡に棲んでいるらしい。強いわ硬いわ回復するわ、倒すの大変だった。5章の限定ミッションをコンプリートすると新フィルム(装備)をもらえたのですが、私は取り損ねてしまいました。

デブリを倒したところで一息ついて話し込んでいたら、ドグマと出くわしてしまいます。

ドグマとイージス

ドグマはいわゆる「ヒャッハー」系の残忍で陰湿なタイプ。イージスはドグマに出会って「強さこそが正しさ」と刷り込まれてしまったタイプ?弱い自分を塗りつぶし、自分の体さえ改造してしまったという。イージスのエピソード、読んでみたかった。
ドグマのセリフがやばい、やばすぎて当時慣れないスクショしたくらい。

(私のスマホデビューは2018年)

おい、レノンのガキがこんなもんか? 暇つぶしにもなりゃしねぇ
せめて早くぶちのめしてじわじわ甚振って遊ぶか・・・
最初は目を潰すんだ そのほうが痛みに敏感になるからな
その次は皮膚を剥いで爪を一枚ずつはがす・・・
それまで元気に空を飛び回ってた重力使いが、
情けねえ悲鳴を上げることしかできなくなるんだ
最っ高だぜ・・・・・
ヒヒッ・・・ヒャハハハハハハハッ!!

「いたぶる」って漢字でそう書くのか……。
どろろ(2019)の百鬼丸を連想してしまう。ワングラシナリオ原案の靖子氏はどろろのシリーズ構成をしてますが、立ち上げ時期が近いのかもしれません。この作品の百鬼丸は2話で触覚(痛覚)を取り戻し、5話で声を取り戻します。つまりそれまで痛くても叫び声すらあげられなかったのです。そして目を取り戻すのはもっと後。見えない状態で痛みを感じているキャラクターなのです。

あまりの凶悪さにすくんでしまうヒューゴたち。ところがドグマが激しく咳込み、撤退。やはりオルタ―病でエンドロールにある伝説のリトルスターの力で病を治そうとしているもよう。
ガチの殺人鬼と十代の少年少女が対峙するのはキツイですよね。それでも父を守るため、ログを取り戻すため、ヒューゴは仲間達の美点を挙げ、みんななら勝てると励まします。

遺跡の外で休んでいたヒューストン&ナサの元にレイヤード&イブリックの襲撃。
双方相手の動向や目的を聞きだそうとしますが互いに口を割らない。言葉のバトルは互角のよう。笑
ヒューストン「世界機関はなにかを隠している。
いつまで見ないふりをするつもりだ?世界機関の狗ーー」
というセリフにレイヤード、少し動揺したように見えますが。

5編 嘘

プロフィールでも触れられているナサの過去がチラリと。
元コバルトの教官で、イブリックは彼女の教え子。彼女を今でも教官殿と呼んでいる。
ナサが訓練所時代になにかを嗅ぎまわっていた、とは10章のエピソードのことなのか、別件なのか。
レイヤード&イブリックVSヒューストン&ナサのバトル。
3Dによるムービー、メッチャ力が入ってます。
激しいバトルの最中、ヒューストン「”例のピノ”は何か喋ったか?」
諜報員なのにカマかけに引っかかってしまうイブリックw
ヒューストン達は「例のピノ」が実在することを引き出し、「監獄」へ向かうようだ。
おお、ここからプロローグ(9章)につながるのか。

ドグマはどこに逃げたのか、ドグマならどうするか。相手の行動を読みながら作戦を立てるニールが頼もしい。チプールはレノンたちが旅立った神殿「旅立ちの場所」ではないかという(レノンはフォグミストから出発したのに「トルネスコから旅立った」と強調されるのは何故なのだろう?)。
しかし、突然イージスが床下から出現。
イージスの攻撃は、かすっただけで行動不能になってしまう。ずっと観察していたティアは、イージスの武器には当てた相手のエネルギーを瞬時に消耗させる力がある、と推察する。
強力で自動追尾してくる武器を相手に戦うといえば、敵に当たるように誘導する、というのが王道な戦法。ちなみにヒューゴの父、レノンも同じ方法を取ったらしい。読まれてしまった。
そのときティアの武器(※)、テグジュペリが発光!ドグマの目がくらみ、攻撃がヒット。そのままたたみかける!
※星型のぬいぐるみような見た目で、巨大化したり、回転したり、ダンディな声でしゃべったりする。さらに光るんかい!
ドグマが気絶したかどうか、つんつんして確認するティアがなんかすごい。レノンのログを回収し、チプールの持ってきたロープで縛りあげる。
ティアに「さすがメカニック、便利な道具を持っている」といわれています。
カニックとは?

ドグマを倒し、ログを取り戻したヒューゴたち。出口に行くより神殿から外に出られるとそのまま進むことに。

レイヤード達、遺跡の中に来ています。目的はレノンの逮捕とレノンのログの回収。もうこの人達もレノンのログについて知っているのか。ドグマの気配が消えたことも察知しています。

ヒューゴたちがドグマを倒したらしいことを評価しているようです。世の中にはもっとひでえ奴らがゴロゴロいるけど、と付け足します。ワルターヴィスタのことを言ってるのかな。
レイヤードが足を止め、イブリックに「伏せろ」と声をかけます。突然デブリが出現し、イブリックに不意打ちをし、追撃をせずにそのまま去っていきます。

神殿についたヒューゴたち。天井に古代文字が書いてあるのを見つけるティア。ウイトラストの歴史が書いてあると言われていますが、よく分かっていないそうです。
父について思いを馳せるヒューゴ。

レイヤード達の元に現れたデブリが出現。謎のデブリカノープス。魚と舟を合体させたようなデザイン。
・気配を感じず突然出てきた
・遺跡の修復作業員で構造に詳しいチプールも見たことがない
(確かに5章のデブリとしてはデザインが浮いている)
・ヒューゴばかりを狙う
(これは彼にそっくりなレノンを狙っている可能性もある?)
ドグマ戦での消耗のため苦戦するヒューゴたち。
デブリを一撃で倒し、現れたのは、レノン。
衣装もダークに、契約のりんごも黒くなり、表情や雰囲気もすっかり変わっています。
困惑しつつも父に駆け寄ろうとするヒューゴに攻撃を仕掛け、「去れ、ヒューゴ。いますぐフォグミストに引き返すんだ」「私の命令が聞けないなら、力ずくで従わせよう」

納得できない、と食い下がるヒューゴに
「世界は、”嘘”をついている」とだけ答えるレノン。
PVのセリフが!

そこへデブリを追ってレイヤード達が到着し、レノンに攻撃。レノンの前に割って入り、大ダメージを受けるヒューゴ。それを見たレノンの反撃で倒れるレイヤード。赤と黒の攻撃エフェクトがどう見ても悪役です、レノンさん。

「ログか…こんなものがあるから、人は…」
レノン→観光ガイド→遺跡→ヒューストン→ドグマ→ヒューゴと怒涛の一生?を送ったログ。レノンに破壊されてしまいます。「これで道は絶たれた」と去っていくレノン。

ヒューゴはレノンを追ってここまで来たのに、その道程そのものを父に否定されてしまいました。ヒューゴは朦朧としたまま、5章終了!そんな!?

レノンが破壊したログ

うん?レノンのログでいいんですよね?ヒューゴが劇中入手したログは、
A.レノンがヒューゴに送ったフォグミスト→ボウゼの家、
B.ボウゼの餞別のボウゼの家→ウルオー→トルネスコ、
C.そして上のレノンが観光ガイドに渡したログ(遺跡のログ)の3つ。
プロフィールだと「私が送ったログを渡せ」(Aのログ)と言っていますが、5章ではこのセリフは出てきません。遺跡のログ(C)が無事なら6章で航路を確認するはずですし。

なぜレノンはログを破壊したのか

ボウゼがトルネスコ行きのログを渡したのは、このログを入手してほしかったからだと思われます。さらに下の階層に行くログなのでしょう。

このトルネスコのログはレノンがエンドロール出発前のもの(3年前の人質事件時)。なのでエンドロール行きのログとは言えないのですが、11章で明かされた真実とは別の情報につながるログだったのでしょうか。

「ログか…こんなものがあるから、人は…」

まるで人が未知の世界へ冒険することを否定するようなセリフ。ボウゼと共に世界を巡り、未知の空路(ゼロライン)を次々と発見してきたレノンとは思えないセリフ。彼はエンドロールで何をみたのか。

 古代文字・古代遺跡

劇中古代文字を読める人間・ピノは何人か登場している。考古学者のエトピリカとか、本編に出てほしかった。骨董商のレト、宣教師のモウリーも関連ありそうだったなあ。