世界の底でさけぶろぐ

2019年4月から8月に配信された「ワンダーグラビティ~ピノと重力使い~」が忘れられないブログ。 ゲーム、アニメ、特撮作品の感想、備忘録。

【ネタバレ】ワングラ1章「空へ」感想

刀剣乱舞5周年おめでとうございます。

おめでとうございます。

よかったねえ。

ワングラも1周年、せめてハーフアニバーサリーくらいはお祝いしたかったなあ…。

2019年8月30日にサービス終了したワンダーグラビティ~ピノと重力使い~の感想を書いていきます。

ずっとゲームやアニメの感想ブログなどを読んでまわっているのですが、未だに感想の書き方がわからない……。他の方が書いているような感想にならない。

 

公式予告動画


【ワンダーグラビティ】第1章 予告動画「旅立ち」

このBGM、通常バトルの曲ですが、次回予告にも使われていて、この曲が流れると「ああああ○章が終わっちゃううう続きはよおおお」となる、ある意味トラウマ曲です。

ざっくり説明

1章をざっくり言うと

舞台や設定、用語の説明
主人公ヒューゴの過去と夢の紹介
ヒューゴとニールの契約、初バトル
ヒューゴの元に集まる味方や敵
が描かれています。

自分の説明では不安なので当時のレビュー記事もどうぞ。

www.gamer.ne.jp

dengekionline.com

 

 

なお、ゲーム配信直前に序盤がコミカライズされています。

【ワングラ】公式サイト『ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~』

・大陸も海もなく、空に小島のような拠点を作って暮らす人々の世界、ウイトラスト。空は上層(エバースカイ)・中層(グランスカイ)・下層(ディープスカイ)にわかれていて、下に行くほど治安は悪くなり、デブリ(人を襲う怪物)は強くなり、天候も不安定になる。

最下層である世界の底は「エンドロール」と呼ばれ、誰も辿り着いたものはいないとされている。

 

・劇中の現在から5年前、「世界機関」がエンドロールの調査に懸賞金をかけた(世界機関はこちらでいう国連とかユニセフとかレスキューとか警察とか裁判所とかを全てひっくるめた組織)。冒険家のレノン(主人公の父)がエンドロールに辿り着き、生還した。しかしその直後、世界機関は「レノンはエンドロールに辿り着いたと嘘をつき、賞金を持ち逃げした」と発表した。レノンは逃亡して行方不明に。

 

・主人公ヒューゴの元に、レノンからの手紙とログ(シップの航路記録)が届く(エンドロール到着時に書いたものらしい)。ヒューゴは「詐欺師の息子」と陰口を叩かれながら、尊敬する父が「犯罪者」と罵られるのを耐えながら、手紙を読み返し、冒険に出るチャンスを待っていた。

 あらすじと雑感

1編 ピノと重力使い

・ウイトラストの上層、「霧の国フォグミスト」で空港のスタッフとして働く少年ヒューゴは、「デブリ」というモンスターに追われる少年ニールに出会う。ヒューゴは唯一デブリに立ち向かおうとするが、普通の人間では歯が立たない。ニールは「ピノ」という、デブリと戦える力を持っている種族だが、「重力使い」と契約しないとその力をうまく引きだすことができない。ニールはやむなくヒューゴに契約を持ちかける。

 「助けてくれたら宝をやる」と人間に呼びかけていたニール。デブリを倒してから気まずそうに「宝は故郷に置いてきて・・・・・・」とごまかしはじめる。しかしヒューゴは「宝ならもうりんごをもらった。おれを重力使いにしてくれた」と。なんかオーズっぽい。

 デブリの鳴き声、「グラァァ!」って、「グラビティ」の「グラ」なのだろうか。トッキュウジャーの戦闘員・クローズが「クロッ」「ブラッ」「セヤ」という掛け声をしていたのを思い出す。全部「黒」という意味の言葉。

 この契約は仮契約だというニールに、ヒューゴは「一回ノーツになったらずっと契約するものでしょ?」と驚く。ニール「そんなブラックな契約あるか」。 聞いてるか神崎士郎。 下書きに音声入力を試しているのですが、神崎士郎を一発変換してフイタ。googleの変換なのか私の変換履歴のせいなのか。

 

・「エンドロールに行きたい」というヒューゴの言葉を聞きつけたノンカと名乗る少女が現れる。彼女はリューセーエンデバー号のパイロット。ヒューゴをスカウトしにきたのだ。ところがそこへ、アポロとラヴェルが登場、シップ付の重力使いに立候補した。

 

2編 勝負の行方

VSアポロ&ラヴェル

・ノンカは二組に試験を課す。フォグミストの東にある「ライヘンバハンの森」に墜落したシップの残骸から、「ログ(シップの航路記録)」を持って戻って先に来たほうと組むという。

 アポロちゃん、やり手だ。デブリに襲われたふりをしてデブリ退治を押し付けて先回りしたり、ヒューゴが初心者だと見抜いて、デブリと連戦させたことで力を消耗させ、重力酔いに追いこむ。廃シップのログは彼女たちの手に。

アポロは頭も回るし、気弱なラヴェルのフォローも欠かさないし、極悪人というわけではなくヒューゴたちにも逃げ道を残してるし、面白い子だよなあ。

 

3編 ログの示すもの

気絶したヒューゴの回想(夢)という形で5年前のことが描かれる。ヒューゴはレノンの冒険について行きたいと言ったけど断られちゃったんだよね。当時10歳なら仕方がないか。「お前のことは叔母さんに頼んでおく」って叔母とはヒューゴの母の妹かな (ヒューゴ母の出身がフォグミストだと終盤判明したので)。

目を覚ましたヒューゴ、「ずっと俺に ついててくれたんだね ありがとうニール」。 ヒューゴの言葉に慌てるニール。実況動画なら「落ちたな」とかコメントが付きそうだ。

助けを求めるのに「助けてくれたら宝をやる」と叫んでいたニールに違和感があった。人間は所詮駆け引きや打算でしか動かない、という諦めや失望に似た境地だったようだ。打算ゼロで首を突っ込んでくるヒューゴに焦ったり呆れたり、あるいは警戒していたが、早くもヒューゴのペースに巻き込まれているというか、素顔が見え始めているというか、見ていてニヤニヤしてしまう。

 ・父から受け取ったログ。森の廃シップで再生してみたところ、下層までつながってはおらず、エンドロールを示すログではないようだ。

 

4編 ヒューゴの理由

VSヒューストン&ナサ

重力酔いでボロボロのところを更なる敵襲。妖怪ログよこせ空港でヒューゴのことを聞きレノンのログを奪いにきたログハンター、ヒューストンとナサのコンビがあらわれた。どちらも銀髪の美男美女。ヒューストンのキツイ言葉をナサが逐一訂正するのがお約束のやり取り。

重力酔いだから、というより全く歯が立たない。「これが本当のノーツか」と圧倒される二人(「ノーツ」は重力使いとピノのコンビ、またはお互いを指す言葉。)。

ヒューストン、最後までヒューゴのこと「少年」 呼びだったなあ。

ログをヒューストンに渡してしまえ、死んだら終わりだというニールの忠告をヒューゴは頑として聞かない。

ヒューゴはエンドロールを目指す理由を「父(レノン)はエンドロールに自分が頼んだ『目印』を置いてきた。それを見つければ父の無罪を証明できるから」だという。それはヒューゴ親子しか知らないことだから証拠になるんだろうか……。

ヒューゴ、木片を投げてヒューストンの顔に傷を付ける。さらにシップの音に気づいて空に逃げる。ジャンプの封神演義太公望が申公豹に一矢報いたエピソードを思い出した。

そのシップはノンカのリューセーエンデバー号だった。ノンカはアポロ達の勝ち方が気に入らないと、ヒューゴを選んだのだ。ところでアポロが持ち帰った廃シップのログはどうなったのか…。彼女がタダで帰るとは思えないんだけど。そもそも墜落事故現場を荒らして大丈夫なのだろうか。

 

5編 空へ

エンデバー号のクルーに選ばれたヒューゴだが、ノンカはヒューゴに条件を出す。ニールと契約を解き、ノンカと共に旅しているピノ、ティアと契約すること。ティアはかつて別の重力使いと中層まで行ったこともあるとか。ニールは「最強の重力使いと契約していた」と張り合うが効果なし。ニールは故郷の「水の国ウルオー」では嘘つきで有名であり、信用できないというのだ。

ニール、今度は「エンドロールにあるという伝説のリトルスターの力で故郷の友達の病気を治したい」と食い下がるが、嘘と裏切りに警戒する彼女たちも、聞き入れるのは難しい。

契約解消か? と思いきや、ヒューゴはニールをかばう。

ニールが契約してまでおれを助けてくれたのは「本当」で、その本当を信じる、と。
ヒューゴが各種ピノストーリーで見せる、ピノたらしの片鱗が……。
さらに、おれが最強の重力使いになれば、ニールの嘘を本当にできる、と。
ここまで言われると、ノンカも折れる形に。そしてここまで言われたらニールもついて行くしかない。

この「絶対に退かない」というヒューゴの特性をウザくならない加減で描かれているのがいいなあと思います。

「レノンの息子ヒューゴだな」この世界名字がないっぽい。後に登場する王様ですら。
今度はレイヤードとイブリックが登場。世界機関の諜報部、「アンブレラ」という組織の重力使い&ピノ。レノンの行方を追っており、ヒューゴが受け取ったログも狙っている。「赤髪長髪制服の男」と「サソリモチーフの荒くれ者の少年」という、なんとも中二ハートを刺激してくれるコンビ。

 

 

さらにヒューストンとナサも追いついてきた。大・混・戦。ノンカがその隙をついて出発すると提案。ヒューゴ、職場に挨拶もできず旅立ち。

 

どうでもいいけどヒューゴが「おれ」でヒューストンは「オレ」、レイヤードは「俺」なのね。こういう細かいところはさすが。

 

チュートリアルはこの1章ラストまでですが9章のチラ見せ→半年さかのぼって1章ではなく9章なしで1章の契約エピソードからでよかったのでは……。

ちなみに2019年6月のリニューアルでチュートリアルは少し短縮(前倒し)されている。

 目まぐるしい展開で、PVや公式サイトに出てきたキャラがほぼそろう。ソシャゲのシナリオとして、ボリュームが多いのか少ないのか分からないけど、あらすじ書きだしてみるといつまでたっても終わらないという。これでも細かいところは削っているのに。もう感想じゃなくてあらすじで埋まってしまう。そういや昔から読書感想文はいつもあらすじ9割感想1割だったな……・

エピソードの終わりかけに新しいキャラのちょい見せとか次のエピソードのヒントとか引きが強い感じが靖子さんぽいなと、この作品にニチアサの幻覚を見ております。