世界の底でさけぶろぐ

2019年4月から8月に配信された「ワンダーグラビティ~ピノと重力使い~」が忘れられないブログ。 ゲーム、アニメ、特撮作品の感想、備忘録。

ゼロワンの幻を追いかけゼロワンから脱落した話

私の初めてのケータイ(ガラケー)は「ゼロワン」でした。
2008年放送の特撮ドラマ「ケータイ捜査官7」。番組と連動して発売された携帯電話、815TPB。

www.softbank.jp

ド田舎で、電波のことを考えたらドコモ一択だったにもかかわらず、このケータイ捜査官7のモデルが欲しくてソフトバンクと契約したのでした。実際たまに圏外になったこともありましたし、番組連動のアプリは放送後しばらくしてなくなってしまったし、果ては東芝ガラケーから撤退しました。予定やToDo用のカレンダーもなくなり、緊急地震速報も対応していない機種なのでさすがにマズいと思いつつ、2018年までずっと同じ機種を使っていました。

 

残念ながらケータイに手足が生えて歩いてしゃべる「明日未来」ではなくスマホの時代になってしまいましたが、スマホデビューした時も、彼らの面影を求めて「エモパー」搭載のシャープ一択でした。笑

まあショップでセブン(シルバー)の在庫がなくてブラックを選んだだけだし、壊れないから使っていただけで、熱心に情報を追いかけていたわけでもなく、10周年のイベントのアーカイブ配信も見逃していたわけですが…って

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ケータイ捜査官7 Blu-ray BOX

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3G停波のニュースを聞くようになった今にねえ…胸熱。

www.jigowatt121.com

(何故か「氷の上に立つように/小松未歩」を聴きたくなった)

ゼロワン、第1章終わったんですね。公式サイトをみたら、私飛び飛びで7話まで観てました。実質1話冒頭で脱落してますけど。

 

なんで君はジャージ着てるの?

冒頭の主人公の登場シーン、ジャージを着た人物の顔もロクに映らないうちにラメスーツ着たキャラがでてきて、「誰、新キャラ?」ってなりましたからね、マジで。実は1話オンエアを見逃して、YouTube公式配信をスマホのちっこい画面で見たせいもありますが。最大化もしないで。いつも通りリアタイ視聴で字幕出して見ていたら違ったかも。

なぜ初登場がジャージなの?干物男なの?お洒落にうといの?学生バイトなの?→え、22歳らしい

部屋着か寝巻きなの?スポーツやってる(やってた)の?テツandトモリスペクトなの?→着替えるんかい

多分ジャージの名札を映して彼も飛電の血を引く者ですよ、という説明だけのシーンだったんだろうけど対象年齢に伝わる演出なのかなあ?飛は4年電は2年で習うらしいのでギリOK?

(それよりじいちゃん死去のニュース流れてるけどキミお葬式行ったの?と思ってしまった)

(というか1話で父や祖父や会社との距離感がよく分からなかった)

オーズの警備員→パンツ→普段着の映司はそんなに混乱しなかったけど、いつもの田崎演出に慣れすぎてしまったのかな…。

 

衣装がコロコロ変わるキャラといえばディケイドの士だけど、彼が「コスプレ」を始めたのは1話のラストで、それまではあの細長いシルエット(足なげえ)や独特のカメラが目を引きました。電王のハナも、デンライナーを降りるたび私服が変わる衣装持ちでしたが、序盤は白いボレロと黒いスカート+黒ストでOPもその衣装でした。コハナに交代した時もこの服のミニチュア版でしばらく過ごしていて、ハナ=コハナと印象付けていました。

 

令和ライダーにおいていかれてしまった

変身~アクションパートはカッコいいし、イズは可愛かったです。ニチアサが時間帯変更してから、コンビニ行ったり洗濯してる間に見逃してしまうようになり、ビルドまではなんとか見ていましたが、ジオウはほぼ見れず。1年見ないとここまで「ニチアサ筋」が衰えるのかと愕然としました。まあそんな感じで1話で大混乱を起こし、「卒業」「懐古」「老害」という単語が頭をよぎりました。

 

そもそも「今度の仮面ライダーのモチーフはAI」という情報で、先にあげた「ケータイ捜査官7」、「SDガンダムフォース」、サンライズの「勇者シリーズ」、東映なら「レスキューポリスシリーズ」などの「人間とロボットが様々な問題を共に乗り越え友情を深めていく」話をやるのだと思っていて、勝手に期待して勝手に裏切られたというのもあります。

まあそれは私が悪い。

 

 前作ツクヨミの「手を使うゲームなんてやったことない」というセリフがあって、ああいうハッタリというか、なんかようわからんけど、未来のゲームはすごいことになってんだな、と思わせるセリフで好きなんですが。ゼロワンでもそういうのちょうだい?ヒューマギアがあふれる世界ならではの描写。なんか今だと人間一人をヒューマギア1体に置き換えてるだけでワクワクしない。ただの労働力。そういう部分最適な感じが「日本風AIの未来」って感じで妙にリアルではあるけど、見ててうれしくない。笑

 

言い尽くされてるだろうけど6話

「許可なく実在の人間に酷似したヒューマギアをつくってはいけないという法律」はサブライターの一発ネタなのか作品の根幹にかかわるのかちょっとわかりませんが…

なぜ声優ロボを娘の姿にしたの?生前の娘が声優(声優志望)だったとか?家の中にこっそり置いておけばバレなかったのでは?母親(妻)は?飛電はなぜ法律があるのにカスタムできるようにしてるの?例えば有名人のデータは登録してあって注文をはじくとか、システムで防げるのかな?パソコンで注文できるっぽいけど。「亡くなった人を再現したい」なんて絶対ある需要だろうに、「ドリルではなく穴を売れ」じゃないけど、そもそも営業がじっくり話を聞いていれば父親は罪を犯さずにすんだんじゃないの?

あとこれはいちゃもんに近いけど中年の男親が成人の娘を蘇らせる、という絵ヅラはちょっと…どうなんだろう。「ハガレン」や「鉄腕アトム」形式ではダメだった?(実写で若い親が幼い子供を取り戻したい、とかだと朝からヘヴィーすぎるけど)(声優さんを出したいというのが先行したのかもしれない)

 

バルキリーキャラ違くない?変身前はあんなにクネクネしてないような。初のレギュラー女性ライダーというならシンクロ率頑張って!

グリーフケアとかブラック部活とか、「今」の問題を番組として何も解答を出さずに一口かじって捨ててゆくのがすごくもったいないと思う。何故一話完結にしてしまったのか。

 

年を取ると「水戸黄門」的シンプルな勧善懲悪が恋しくなるというけど、本当なのかな…。毎回「????」で少ない脳ミソが埋め尽くされてしまい、見ていて疲れてしまい、フェードアウトしてしまいました。